Friday, July 25, 2008

Dai Oinuma (老沼 大)


Dai Oinuma (老沼 大)
1982年東京都生まれ。
2006年までアメリカのロードアイランドにあるロードアイランド・スクール・オブ・デザイン (Rhode Island School of Design) に留学していたが、現在は東京に戻ってフォトグラファとして活動をしている。
少し前のことになるがメールで連絡頂いたのでサイトを訪ねて、プロフィールもなにも確認せずに作品をまず見たのだが、登場する若者たちが皆西洋人だったので、どういう経歴の人なのか、どこに住んでいるのか、写真はどこで撮影されたのかということなどがまずそこが気になった。確認してみるとロードアイランドに留学していたことがあったということが分かり、初見で浮かんだ疑問は解消された。
サイトで見ることができる作品はまださほど多くはないのだが、それでもなんととなくある傾向が感じられる。すべての作品ではないがおおよその作品に人が登場してはいるのだが、主人公は彼/彼女たちではないのではないだろうか。Dai Oinuma が捉えたいと思っているのは、その場のアトモスフィアとでもいったもので、花火や煙、ライト、植物の綿毛 (かな?) などはそのアトモスフィアを写真に定着させるための小道具で、もしかしたら人さえもそうなのかもしれないと感じられた。

以前ポストした Anne Hall (アン・ホール) とは友人だそうで、このブログで見付けたときはちょっと驚いたとのこと。
どんなアーティストの影響を受けたのか、シンパシーを抱いているアーティストは誰なのか、同時代で意識しているのアーティストは誰なのかといった質問をしたところ、これまでボクがポストしてきたアーティストたちの中では、Thrush Holmes (スラッシュ・ホームズ) はリスペクトの対象で、Eija-Liisa Ahtila (エイヤ=リーサ・アハティラ)Bill Henson (ビル・ヘンソン) といった物語性のある作品を撮る写真家からはインスピレーションを得ているというお答えを頂いた。
インスピレーションを得ているアーティストとしてはもう一人、Rosemary Laing (ローズマリー・ラング) という名前が挙がっていたのだけど、ボクにはまったく未知のアーティストだった。で、検索してみたら、結構面白い作品を制作している写真家だったので、そのうちポストします。

Education:
Rhode Island School of Design, BFA, 2006

dai oinuma
dai oinuma flash v.

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