Monday, November 17, 2008

Noel Jabbour




Noel Jabbour (ノエル・ジャブール、ノエル・ジャボアー)
1970年イスラエルのパレスチナ人居住区ナザレ (ナザレト、現代ヘブライ語: נצרת, Náẓərat ナツラット、ティベリア式ヘブライ語:Nāṣəraṯ ナーツェラス、アラビア語 الناصرة an-Nāṣirah, ドイツ語:Nazaret ナツァレト、英語:Nazareth ナザレス) で生まれ、現在はドイツのベルリン (Berlin) で活動をしているパレスチナ人フォトグラファ。

ポストした作品は "Mary Magdalene" というシリーズからのもので、"Mary Magdalene" とは、「マグダラのマリア」 のこと。マグダラのマリアは娼婦であったが、キリストと出会い悔悛したとか、裕福な家庭で生まれ育った美しい女性であったが快楽に溺れて身を持ち崩したがイエスに出会い悔悛したとか他にも教派によって伝承に多少違いがある。伝説も数多く伝わっていて、有名なものをひとつ挙げると、マーティン・スコセッシが 『最後の誘惑』 という映画にもした、キリストがマグダラのマリアとの結婚生活を妄想して悩んでいたというもの。
Noel Jabbour はそういった伝承や伝説を踏まえて作品を制作しているのだろう。しかし、ボクはそういったことに詳しくないので、Noel Jabbour が伝承や伝説になぞらえイメージを作り上げたのか、自分の解釈をそこに持ち込んで別のイメージをマグダラのマリアに付け加えているのかといったことが分からない。だからもちろん、なぜ髪が長いのかだとか、裸であることは娼婦であったという伝承に関係しているのだろうかといった疑問も頭に浮かんで宙ぶらりんのままである。

Noel Jabbour Photography: home
Loushy & Peter Art & Projects - Project details
Made in Palestine - Noel Jabbour

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